2016年5月29日日曜日

起こる事には全て意味がある

少し、宗教めいた言葉ですが、特別に宗教は信仰していません。
今までを振り返ると“起こる事には全て意味がある”の言葉が本当にしっくりくると言うか、そうだよなーと思うことばかりです。

逆算していくと…
そう、逆算するとよくわかると思います。

現在、ラオスで陸上競技を指導することが出来ています。
陸上競技の指導は手段だと思います。
目的は、個人が幸福感を感じる事。
今日より明日、少しずつでも…向上すること。

そして、自分が自分でよかった!って思える事。

たまたま、僕は陸上選手であったと言うこと。
それも、たまたま障害者という立場になれたこと。

自身の成功体験談を伝える事が宿命と想うようになったこと。
当然、人によって成功の基準は違うが、重要なのは自分が納得出来ること。
人と比べないこと。

難病、離婚、怪我(障害者になったこと)、障害者陸上を始めたこと。
全て意味がある。

離婚し独身になれたからこそラオスへ来ることが出来た。
怪我をして障害者になれたから、陸上競技を再開出来て様々な実績を残すことが出来て、他の方面へ好展開することへ繋がった。

難病は少し予想外であったが、これも意味がある。
難病指定で膠原病の多発性筋炎・多発性肺炎を罹患したスポーツ選手を調べたが出てこない。
ましてや、競技復帰などもみられない。(罹患者がいないから当然と言えばと言えば当然だが…)

ならば、自分自身が指標になればいい。

入院していて同病の人が多数いた。
難病指定というくらいなので、病状も回復具合も治療方法も千差万別。
幸い、僕は効果的な治療・薬が見つかり緩解へ至ったが、なかなか出口が見えない人も…

なので、僕が少しでも希望になればと思う。
その意味も含めて、競技復帰出来れば思い練習も再開している。
だが、入院で落ちた体重(ー20kg)、筋力を取り戻すの大変だが、それも含めて発信していくのが、緩解できた人の役目ではなかろうか?

障害者になった怪我での入院時に看護婦さんに言われた言葉ある…
“神様は乗り越えられない人には試練は与えない”らしいですよ、と…。
即答しましたね。
はぁ?!俺には無理だから神様に返してください、要りません、無理だって、乗り越えられませんって伝えてください!って。

利子を何倍にもして乗り越えてしまいましたね。
その時の看護婦さんには悪いことしたなーと思いますね。

両方の入院を思えば、普段やることがないや、多少の困難などはたいした問題ではありません。

はたから見たら、難病罹患、離婚、障害者と三冠王ですがね…
ちゃんと理由がそこにはあるんですね。
このうち一つでも欠落していたら恐らく今の自分はないでしょう。
やりたくても出来ない人が多いことを実行できる立場。
今の充実したラオスでの生活が…

今日のラオスは一日雨のようです。
日本の梅雨時期のようにシトシトと降っています。
だからでしょうか?
こんなことをつい書きたくなってしまいました。

アー・ユー・ハッピー ?

長々とお付き合いありがとうございます。

多謝、羽根。

2016年5月28日土曜日

一喜一憂

午前中は曇りの日が多く、蒸し暑さも強めでお昼ころから晴れ間が見えてくるラオス・ヴィエンチャン地方です。

定期練習も順調に行えていますが、季節の変わり目でしょうか、選手に体調不良が見られます。(ラオスにも四季があると、ラオス人に聞いたことがあります。普通、暑い、少し暑い、かなり暑い、の四季だそうです...)

そんな中、昨日はスパイクでスタートダッシュをメインに。
距離は30、50、70m。
日本からの秘密兵器の距離計測器を投入しました。

定期練習を始めて以来、ドリルメインで走りの練習はごく僅かに...

グランドは誰しも自由に入れるので、安全を確保するのに苦労しましたが、無事に終了。

結果を選手に尋ねると、良くない...と落ち込んでいます。
調子には波があるのが当たり前で、先日の記録会がよかったから何の問題もないと伝え、自分は練習では常に良くなく、試合の時だけ調子が上がるタイプだったと伝えると少し笑顔が戻りました。

タイム計測など今まで余り経験がなく、練習時のタイムで一喜一憂してしまうのは致し方ないと思います。

重要なのは、何が良くないのかを知ろうとすることです。
逆に良くても、何が良かったのかを知ろうとすることです。

この辺の複雑な言葉のニュアンスは、僕の言葉では通じないのでタイミングを見て通訳さんにお願いしようと思っています。(誰かお願いします)笑

前に指導者講習会でこの事や食事についても触れたのですが、本当は選手に伝えたいんです。

特に試合はほとんどないので、長期的に戦略を組む必要があります。

ないので、メンタル面が重要だと思っています。
この辺の感覚は実際に経験、体験して結果を残した人の意見が大きいです。
確かに、見た、聞いたもいいでしょうが、そこまででしょう。
伝わり方が違います。

昨日は、僕もスパイクを履きました。
三段跳用ですが、110mを70%程度で加速走を3本。

いやぁーうれしいですよ。

1年ぶり程度です。
だいぶ心配でしたが、以外と走れて今現在は筋肉痛はありません。

難病で入院して20kg近く体重減で筋力、筋肉などゲッソリがここまで来れました。
目標があれば、結果は明るい!!
を再認識です。


本日もご覧頂きありがとうございます。
多謝、羽根。

2016年5月21日土曜日

予想外

雨季なのでしょうか?
先日は雷雨があり、その後、空気が入れ替わった感があり、雨も降る日が多くなりました。
日中も蒸し暑さがありますが、最高気温は35度位で暑さのピークは過ぎたようです。

ちょっと勇気を出してドライブに行って来ました。
ラオスで発行しているフリーペーパー"テイストオブラオス"に載っていたダムへ行こうと計画。
その途中に動物園がある事を発見。
動物園〜ダムへのルートとしました。

動物園へは、途中で二回ほど道を尋ねましたが問題なくたどり着く事ができ、園内を約1時間強、散策。
住まいから63km、1時間半程度の道のり。
絶滅危惧種の手長ザル(この他の動物はホームページに掲載してます)

動物園の入口周辺のフー屋さんでカオピヤックの昼食を済ませ、ダムへ向かいます。
このダムは、アセアン地区の電源と言われるほどの水量、発電がありラオス最大の収入源らしいです。

ですが...残念ながらたどり着く事が出来ませんでした。
一本、間違えて左折したのがよくなかったようです。
Uターンが嫌いな性格で、進んで行けば何処かの道に繋がるはずだ!と勇んで走っていましたが、残念ながら電波も圏外で民家もない山中の一本道でした。
ようやく三叉路に出くわし、電波も入り検索するととんでもない所まで来ていました。
確かにダムには来ていたのですが、目的地にはかけ離れた、北端にいました。
Uターンは嫌いと言いましたが、さすがにそんな事は言ってられません。
来た道を帰ります。
間違え来たと思われる分岐点まで来て、ダムへ行こうかとも思いましたが、今日は縁がないと思い次回への宿題としました。

ここからの帰路は動物園まで来た道とは違うルートを選択しました。
この道はほとんど真っ直ぐで、途中では見晴らしがいいところもあり、真っ直ぐさが目で見る事が出来、感激しました。

残念ながら、アセアンの電源を見る事は出来ませんでした。
今回は、縁がなかったのでしょう。

ですが、20数年前のイプサムが炎天下、3時間程度の道のりをトラブルなく走り続けられた事は大きな収穫です。

山中で、車でのトラブルが起きたら帰ってくる事は出来たのでしょうか?
本当に、さまよって走っている時のドキドキ感は久々に味わいました。

結果オーライで全て良し!

写真は動物園入口。
駐車料金10,000kip+動物園入園料5,000kipでした。

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多謝、羽根。

2016年5月14日土曜日

健闘

先日の雷雨後から、猛烈な暑さが少し和らいだ感のあるラオス、ヴィエンチャン地方です。
朝は風が涼しく空気が入れ替わった感じがしました。最高気温は35°Cでしたが、さほど苦にはなりませんでした。

木曜日(12日)にラオスの高校生の大会に現在指導中の視覚障害の選手が出るということで、監督兼務で行って来ました。

最高気温も39°Cまで上がり、体感気温は50°Cの悪条件。
そんな中、選手は頑張り自己ベスト更新した選手がいます。
それも、予選を通過し決勝でも更新しました。
着順は4位ですが、健常者に混じっての結果ですから立派の一言です。

他の選手もアセアンパラ@シンガポール大会より好記録でした。
1500mは周回ミスと思われ、参考記録扱いですが、こちらは3位。
棄権者続出の中、よく頑張りました。
ただ、朝食抜きできたとのことで、大事な事だから強く抜きはダメだと伝え了承してくれたようです。

最後まで観たかったのですが、頭痛がひどくなり危険を感じたので帰宅しました。
数時間休むと回復したので一安心ですが、一歩間違えれば熱中症でした。
日陰で運動せずに見学のみだからと甘く考えていたのがよくありません。

選手達が頑張り好記録を出せて喜んでいる姿を見ると本当に嬉しいですね。

少し手伝う事が出来て嬉しい日でした。
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多謝、羽根。




2016年5月9日月曜日

帰国

今回の一時帰国は、GWにぶつかり改めて自分の計画性の無さに辟易しています。
通常であれば1時間弱で東京まで到着しますが、先日はアクアラインが通行止めと連休中が重なり、6時間もかかってしまいました。

約束していた方には多大なご迷惑をお掛けしたのは言うまでもありませんが、一言もその事には触れない「器」「懐ろ」の大きさには脱帽いたしました。

来年以降はGWはかわそうと心に強く思った今日この頃です。

とはいえ、充実した一時帰国でお会い出来た方には感謝の言葉しかありません。
この場からで申し訳ございませんが、本当にありがとうございました。

お会い出来なかった方は、次回以降どうぞよろしくお願いいたします。

こんな自分にお声掛けを頂き、ありがとうございます。

日本では食事は全て外食です。
お惣菜を買って来るのがほとんどですが、味気なさが強いですね。
まあ、仕方ない事ですが...

ラオスへ帰って来て改めて近所の食堂の有り難さが身に染みます。
検査結果でも触れましたが、この食事のお陰で健康体を取り戻す事が出来ました。
ここの食堂以外でも、ラオス人の温かさには感謝です。

ラオスへ帰って来て、ビアラオやチャーハンなど、ラオス人が造る料理に再会するとホッとします。

約2週間の一時帰国でしたが、改めてラオスの魅力を再認識した一時帰国でした。

支援で来たのですが、支援されている感も否めないラオスでの生活です。

改めてラオスの一助になれる喜びを噛み締めながら、暑いラオスを楽しみたいと思います。

本日もご覧頂きありがとうございます。
多謝、羽根。