オリンピック終了後、1ヶ月程度でパラリンピック開催です。
今回、立位の陸上競技は過去最高のレベルではないかと思っています。
微妙な心境ですが、今までにないくらいの冷静さでオリンピックの結果を眺めています。
Facebookではちょくちょく選手の動向はアップしていますが、こちらでは週一回程度の更新です。
重複する文章も多々あるかとは思いますが、ご勘弁ください。
表題の、「見えた」ですが、ラオス視覚障害選手のA標準記録突破が見えてきました。
リオパラのT11クラスのA標準記録は11秒70、B標準記録が12秒30でした。
(今後は変更もあるし毎回の計測も手動計測であるのは重々承知である)
先日のタイムトライアルで、絶対的エースのゴン君が11秒95をマークしました。
その前には、ケンくんが12秒16をマーク(そのときのゴンくんは12秒09)
未公認ですが、両氏ともB標準を切ってきました。
特にゴンくんはA標準記録目前です。
ついに来たかーという実感です。
特に、11秒95を出した時は、ゴール付近で健常者が練習していて記録を見つめていました。記録をみんなの前であえて発表すると、口々に「強いね」「パラで勝てる?」とかを言っていてみんなで褒めてくれていたので非常に嬉しくなり思わず、ありがとう!と言ってしまいました。
後から理論になってしまうのですが、前回ゴンくんが12秒09を出した後、練習に対する信頼度が変わったのがはっきりと見て取れるようになっていました。
それ以前でも、記録の向上に伴い少しずつ信頼度は上がっていたように見られたのですが、12秒09がダメ押しでした。
ケンくんに至っては、ゴンくんに全く歯が立たなかったのが30mではほぼ先行出来ています。50mも10回中5回程度は先行出来てきています。70m以降はゴンくんが先行しますが…
これを実感できて、練習に対する信用度はゴンくんより以前に上がっていました。
また、彼は走り幅跳びでも5mを跳べたことも一因としてあるようです。
彼達の意識も変わってきているのを実感出来ています。
スタートの前の準備動作に現れています。
ここの部分は全く教えていませんが、僕の行動を見ていたのかもしれません。
上手く表現出来ませんが、いい感じのルーティンが出来ています。
ここへきて今までのことが少しずつ実を結んできました。
選手も半信半疑であっただろうし、言葉もろくすっぽ通じない僕の事を聞いてくれて感謝です。
褒めたときの選手のはにかんだ笑顔が素晴らしい。
選手の潜在能力はまだまだあると思います。
選手の潜在能力を最大限引き出せるように精一杯頑張ります。
やり終えた後は清々しい顔をしていました。
本日もご覧頂きありがとうございます。
多謝、羽根。
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