2017年3月11日土曜日

パーサ・ラオ

徐々に暑さが増してきているラオスです。
予報を見ると、36~38度の表示も見られます。
4月14、15、16日のピーマイ・ラオ(ラオスの新年)あたりはラオスでも一番暑い時期で40度オーバになることも珍しくありません。

表題のパーサ・ラオですが、ラオス語という意味です。
ラオのところにニープン(ラオス語で日本)が入ると、日本語となります。

僕のラオス語は相変わらず文法や言葉の履き違えがあり、いつも選手や地元住民に笑われています。
最近、一生懸命単語を勉強していますが一日に覚える量にも限界があり、使いたい時にスッと言葉が出て来ずに悔しい思いをしています。
ラオス語には接続詞がないので(たぶん…)、単語を覚えていれば会話が成立します。

一時期は文字を読みたいと思い少し勉強したのですが、全く頭に入らず単語の方が重要度は高いと判断し現在に至っています。

勉強といっても本からの情報です。
またこれが厄介で、現在4冊の本から情報を得ているのですが、全ての本で訳が異なっている場合も珍しくありません。
そうなると、様々な方法で情報を入手しそれらしいのを覚えて選手に聞くのが確実です。

それ以外でも、カタカナや英語(ローマ字)表記だとあっているが、イントネーションの僅かな違いで理解してもらえなかったりと、なかなか楽しい経験が出来ています。

Facebookなどで発信もしているので、ラオス語がだいぶ話せると思っている人も多いのではないかと思っています。
が、実際は「出川英語」ではなく「出川ラオス語」ですね。(笑笑笑)

僕と海外遠征へ行った経験のある方は承知でしょうが…
通訳さんまでも、あの語学力で…と一目置かれています。(笑)
まさに、そんな感じです。

じゃあ、なんで本格的に習わないんだ?と厳しいご意見もあるでしょう。
確かに仰る通りで、話せないより話せた方が絶対にいいに決まっています。

ここでも、天性の天邪鬼が本領を発揮します。
基本的には、語学留学で来た訳でも勉強で来た訳でもないんです。
(だからと言って、両方を軽視していることではありません)

本業に関してのメリット、デメリットは?
ご存知の方も大勢いるでしょうが指導する上で、言葉より伝わるものも確実にあります。
言葉で上手く伝わらない部分もあります。言語化できないと伝えられない部分も確実にあります(全盲の方など)。
ここまできて言葉の壁は確かにありましたが、それなりに消化できて来ました。


そこに言葉が繋がればもっと早かったかもしれませんし、違う方向へ行ってしまった可能性も否定できません。
色々と言葉で伝えることで、本題からずれて行くことも多々あることは皆さんご存知だと思います。

言葉が通じない部分が沢山あるからこそ、聞こえなくていい部分が聞こえずに良かったと思います。


何とか、動作を伝えようとして色々と言葉を探し伝えると、笑われたり、ん?って顔も沢山あります。
でも、そんなことに対して全くどうも思いません。
笑われたり、逆に日本語や英語で覚えさせたりするのが面白いです。

僕の言葉の発想はネイティブの人の斜め上を行っているようです。
言葉のボキャブラリーが少ない中で伝えようとするので、必要最小限度で言葉を作ります。
お世話になっているADDPの通訳さんに聞ける場合もあるのですが、言葉を短縮するのが上手く、新たに言葉を作っている…とまで言ってくれました。

こんなことが好きなんでしょうね。

今後、喋れない人とは面白くないので友達(恋人)になれない…とか…こんな出来事があればもっと本格的に言葉の勉強がしたい!と思う時が来るかもしれません。不純な考えですが…

習うより慣れろって言葉がありますがそんな感じです。

見る人が見たら、単なる言い訳じゃないか!と憤慨する人もいるかもしれません。
でも、言いたいですね。

これは僕の人生であって楽しいことは自分で決める権利がある!と…

人がどう思おうといいじゃないですか。
ラオス語にあるのですが、「Khoi pen Khpi Pai 」(コイペンコイパイ)。
「まあ、そんなに焦らずゆっくり行こうや」というような意味。

朝日が綺麗でした。

本日もご覧いただきありがとうございました。

多謝、羽根。

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