2017年4月15日土曜日

ディーチャイ

Sabaidee Pima Lao(サバイディー ピーマイ ラオ)ラオス新年おめでとう。
仏暦で今年(新年)は2560年です。
西暦のように切り替わりがはっきりしていませんが、その辺の柔軟さも東南アジアのいいところの一つです。

通常、この時期が一番暑いのですが今年は過ごしやすい気温でした。(まだ2年目ですが…)
昨年は40度まで上がっていました。
少し前に、39度を記録したのですが、その時は湿度が低く気温ほどは暑く感じず、ここ最近の気温は37度くらいなのですが湿度が高めで気温以上に厳しい陽気です。

今、ラオス新年でお休み期間なのですが、休み前の練習で嬉しいことが…
毎週月曜日は選手は学校が忙しく終わる時間が遅いので休みにしています。
そこで、僕はコソ練を実行している(内緒で練習することをコソ練と呼んでいる)のですが、Facebookにアップしています。

ラオス障害者選手が見て、何だ?休みに練習?とか聞いてきます。
うん!練習!自分自身の三段跳びの練習!それも内緒のね…っていうと、Facebookにアップしたら秘密にならないのでは?と…。
それがいいんだよ!と伝えたのですが、その時は何がいいのかは伝わらなかったようです。

通常練習では、指導がメインなので自身の練習は出来なく月曜日に行っているのが解ったようです。
すると、月曜日に来たら教えてくれるか?とのこと。
もちろん、来れば教えるよ!と伝え休み前の1回でしたが走り幅跳びを教えることが出来ました。彼は、Jeck(T46)で社会人なので自力でいつも練習に参加してます。

普段出来ないことをどのようにすれば出来るようになるのかを考えるヒントになるかなぁーと思っているのですが、果たして思惑通りにいくのでしょうか…。

今後、どのようになるのかも楽しみが増えました。

また、一人の選手が足首を痛めてしばらく休んでいて様子を見ていたのですが、どうやら怖さの克服が最大の課題にように感じました。
休んでいる時期の様子や、本人と痛みについて話しました。
そして、背中を押してあげた…
練習再開させてみたところ痛みはあまり感じないとのことです。

僕の方法が正解かどうかは分かりませんが、痛みが完全に消えることはないと思っていて、いつん間にか痛みがなくなってた…ってことが多々ありましたのでそのラインで押してみることにしました。
しばらくぶりの練習で本人も納得した様子です。
SD~幅跳びの練習まで出来るようになりました。
本格的に練習を行うことは未経験(未体験)が多い選手たち。
今後、故障や怪我も当然あるでしょう。
そこからのリカバリー方法も全く知らないので、全てが本人の財産になります。
これで、本人の引き出しが一つ増えたことになると思います。

最近は、健常者組みへの終了時の挨拶も定着してきて、陸上競技ですが障害者、健常者のバリアがどんどんなくなって行っているのが実感できます。
また、オリンピック委員会の方々もほぼ毎日、グランドへ来ているので(業務終了後のジョギング)障害者・健常者が仲良くやっているのも見ていると思います。

うまくインクルーシブが機能してくれると嬉しいですね。

関連のあるいい写真がなかったので、少し前の練習風景です。

少しづつ少しづつ。
僕の持っているものを理解して受け継いでくれて、うまくアレンジしてその国にあったように進化させてくれれば嬉しいなー。
そう、memeのように…

表題のディーチャイはラオス語で嬉しいとの意味です。

本日も最後までご覧いただきありがとうございました。

多謝、羽根

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