ラオスは、今が一番いい季節かもしれません。
あっという間に12月ですね。昨年のラオス独立記念日(12/2)はアセアンパラゲーム@シンガポール大会へ向かった日でもあり、月日の経つのが本当に早く感じられる今日この頃です。
ここ最近少し感じたことがありまして…
誰かが行動を起こして物事を進展・発展させるとそれが基準になって行くものだなーと改めて感じています。人が変われば当然、価値観も変わる。保守的がいいのか革、新的がいいのかは様々な意見があるでしょうが、個人的には誰かの言葉ではありませんが、革新・改革なくして成長なし、と思っています。物事シンプルに簡潔に、省略できることは省略する。ここでも、誰かの引用をしますが、最小限の努力で最大の成果を掴む。(これ、嫌われる言い回しですがね)少し脱線しますが、練習で例えると、練習で100mを10本走るより、試合で1本走った方が身になると思っています。(基本動作の習得は別問題)
徒歩より自転車、自転車よりバイク、バイクより車、車より電車、電車より飛行機といった感じですかね。確実に行動範囲が広がり比例してチャンスも広がります。(危険因子も当然比例しますが…)
何が言いたいかというと、“現況に満足した時点で全ての成長は止まる“ですね。
まあ、僕のことなどどうでもいいので、ラオス選手についてお話ししたいと思います。先日以来の全体的なバランス低下状態でしたが、ようやく上向きの兆しが出てきました。とはいえ、この辺の強弱のさじ加減が難しいところでもありますが…
そんな中でも、100m・走り幅跳びを選考するケン選手ですが、頑張っています。彼はチームで一番の努力家です。ようやく努力が結果として現れてきました。とはいえ、100mでも飛躍的な記録の向上は見られるのですが、エースの存在に隠れ気味です。そんな中、走り幅跳びで5m30cmを跳んできました。20cm程度の自己記録更新です。跳躍をみていると、後半のひと伸びがあるのでもう少しスピードを上手く結びつけることが出来れば、6mも見えて来るのではないかと考えています。スパイクにアクシデントがあった中でのこの記録は見事です。
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ピンが陥没!
こんなのあるの?ですよね。これ、まだ数回しか履いていなんですが… |
もう一人の400m・800mを選考するサイ選手。
彼は以前にも触れていますが、おっちょこちょいで、すぐに何処かに身体の何処かをぶつけて満身創痍のような状態が多いです。なので、練習内容も難しいのですが、ようやく安定してきました。彼は面白いタイプで、100、200mなども短距離選手に勝つとはいきませんがいい勝負をしてきますが400mになるとタイムがついてきません。本人は頑張っているので、僕の責任でもあります。でも、記録は悪いなりに安定して3本走れるので、密かに800mはある程度は行くのではと思っていましたが、自己記録を7秒程度短縮してきました。
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写真一番右がケン選手、写真右から3番目がサイ選手。 |
時間差がありながらも、順調に成長して行く選手たちを見ているとこちらの方が嬉しくなりますね。リレーの練習も始めましたので、今後もラオス視覚障害者選手をよろしくお願いいたします。
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リレー始めました。
アンダーハンドパスで行きます。 |
本日も長文をご覧いただきありがとうございます。
多謝、羽根。