2017年6月3日土曜日

記録の移行

先週お伝えした選手の進捗を少しお伝えいたします。
こちらに来た当時から比べると、当然ですが素晴らしい進歩が見られます。
詳細は省きますが、ざっくりと100mで1秒以上の進歩です。
200mですと、距離に比例し2秒以上短縮してきた選手もいます。

一般の方からすると、「1秒」?と思うかもしれません。
わかりやすく説明すると、100mを10秒ちょうどで走れば、1秒は10mという計算です。
現在ではゴールした時は、開始当初はまだゴール手前5~8m付近をを走っていたということです。
なんとなく、選手の頑張りの一面がイメージできたでしょうか?
陸上経験者の方なら、100mで1秒というのは結構大変だということはお分かりだと思います。
この記録(以降、タイムトライアル(TTとします))ですが、昨年の11月を最後に記録は取っていませんでした。

理由は、選手の怪我が相次いだためです。
怪我も、肉離れや捻挫など細かいものなど含めて様々でした。

ちょっと自分自身が不安というかナーバスになりました。
練習内容的には絶対に週明けには回復している内容です。

その裏には、我々の当然が当然ではないのにも気がつきました。
例えば、栄養面や入浴後のストレッチ。
栄養面では諸事情で不自由さは否めません。
入浴後も身体は温まりません。(基本的に水で身体を洗う)
なので、ストレッチの効果も期待できません。
その他、諸々。。。
リカバリーに当てられる部分で圧倒的な不自由さ。

色々と試行錯誤して、ようやくTTが出来るまでになりました。
この、長い期間を経て一発目で50、70mではPBを出して来ました。


不自由さを嘆いても仕方ありません。
与えられた状況でそれぞれを進化させて、自身の手で継続していけるシステム作りを目指しています。
当然、個々の力ではどうにもならない部分が多々あります。
その辺もうまく関係省庁なども巻き込んで、継続・発展させるべく進んでいきます。

写真だと分かりにくいですが、スピーカーを購入して、
スタートダッシュを専用アプリ経由で練習を行うようにしました。

9月17~23日の予定で、マレーシアのクアランプールで第9回・アセアンパラゲームに向けて選手は頑張っています。
ラオス選手の活躍にご期待ください。

本日もご覧いただきありがとうございました。

多謝、羽根。

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